【ネタバレ注意】我々クエストのシナリオはどうなったのか？①

　こんにちは。

　先日いよいよ我々クエストVer1.0が公開となり、僕のやる気とかその他もろもろが全て天へ還ったのはまだ記憶に新しいですが、僕にはまだやりたいことが残っているのでその部分をここで消化したいと思います。

　そのやりたいことはタイトルにもある通り、シナリオの補足と解説です。あの少ない分量でどう読み取れというのか、ってぶん殴られそうですが冒頭の部分からネタバレ（＋カットした設定）全開でお送りしたいと思います。

プロローグ：何故入力後に名前が『あすかっぷ』に固定されてしまう？

　まずはここから。何故名前を自由につけさせようとしたくせにそうはならないのか。その答えはとりあえずラスボス戦にあります。そう、復活した魔王の名前、それこそがプレイヤーが最初につけた名前、だったのである（ババーン）！この設定は元々別の設定に使おうと思ってたけど工数の関係上（というかただめんどくさかっただけだけど）、急遽この魔王の名前に落ち着きました。

　恐らく、は？ってなることでしょう。色んな意味で。

カット設定：そもそもあすかっぷと主人公はイコールではなかった？！

　じゃあ、本来の自分の入力名はどこへ行っていたはずだったの？という話ですが、それは真の主人公たるキャラクターに引き継がれる予定でした。そもそもの話、あすかっぷは封印されていた魔王で、その力を取り戻す旅……となっていたはずでした。完璧だったはずの計画には、しかし一点のみ魔王にも予期せぬ障害が存在した、それが記憶障害の後遺症です、とこんないった具合に。もっと詳しいところはまた後に出てくる要素に絡めて話しますが、とりあえず開発中期くらいまで、作中最後の魔王城はまだ折り返し地点だったのです。

プロローグ２：あすかっぷは何故迫害されている？

　これも作中で説明をするつもりでしたが、うまく描写できなかったので明記します。

　あすかっぷ（当初では真の勇者であるプレイヤー）が最初にいた村の村長は実は魔王の忠実な下僕。で、且つ魔王の『転生計画（後述）』を唯一知っているこの世界の住人。記憶障害を勇者と魔王が入れ替わったサインだと勘付いた村長はあすかっぷに対する呼び方が「貴様」から「お主」に変わる。

プロローグ３：こるせあとは一体どんな人間なのか。

　このゲームでは全くと言っていいほどこるせあとリタ様の過去は語られない。そのため、びっくりするほどキャラが薄くなってしまい、結果いてもいなくてもいい人になってしまっている。ので、少し掘り下げてあげたいと思う。

彼の生まれは偽りなくあの、始まりの村。両親は早くにして亡くなり、親を失った彼は勇者の父親に面倒を見てもらっていた。元々仲の良かった二人だったが、それを境にますます仲良くなり、父親もそれを微笑まし気に見ながら育てていた。

　しかし、そんなある日のことだった。村に突然、異変が起きたのは。村長が突然「一家一子の制」を発令したのである。その制度は一家に対し、子供は一人までしか持ってはいけない、とするものであった。

　その制により当時12歳だったこるせあは勇者の家を離れ、自分の家で生活を始めた。そしてその時に職能として狩人の名を得たのであった。

　平々凡々とした人生を歩んできた、とは言い難いこるせあだったが記憶を失ったあすかっぷと出会い、そして冒険に出ることで少しずつ己の価値観にも変化が訪れる。

 なんていう感じですね。リタ様も同様に色々考えて（あんな登場の仕方にし）ましたが、結局全ボツにして何も掘り下げることなく終わりました(-_-;)

2章：ギルドとジョブチェンジシステムとは何か

　あの世界におけるギルドとジョブシステムとは一体どんな役割を持っていたのか。それは……世界の秩序のためというと聞こえはいいですが、実際は群雄割拠の世の中に統治機構を築こうとしていた、という形になっています。としたのはいいのですが、めんどくささから各町にギルドを設置してないとかを平気でしていたのでもうなんというかガバガバの極み設定になってます。あほやんな。

2章EX：失われしジョブ「コルセア」

　ギルドにいる男が匂わせた海賊のジョブ「コルセア」。勿論実装予定はあった。ステータスも作ったレベルで実装予定だった。

　まじで実装したかった。が、工数の都合で（これ便利っすね）削除。というのも、スキルを考えたりするのに1ジョブだいたい1日くらいのペースでやってたからもう5日目くらいのタイミングで飽きてくるよね。まあ。でも計6ジョブを無事実装したのは頑張ったよ僕。当初は基本・上位・特殊の3種類、21ジョブを考えていたのは内緒。

　いや、アホでしょこれ。このジョブありきの街とか考えてたけど全部未実装で終わったよね。これも全部工数が悪いんだ。ナインユー…。

　このように色々考えて未実装に終わったものっていうのはかなりあります。例えば、機械の街に現れるロボットreags0107とか。これは初期段階からずっと考えていたのだけど、機械の街をそもそも組み込むのを断念した段階でりーがすさんもまた消えたのであった。。。4人目の仲間が最後まで追加されないのはそういった背景があったりする。

2章：リタ様って一体なんだったの

　リタ様は村長の娘。そして、村長は魔王の手先……。と、くればまぁ、想像出来るのはリタ様も同様に魔王の手先であるという筋書き。

　実際はそこは最後までどうするか悩んでいた部分でした。最初の登場であすかっぷに惚れているような描写もしたし、ぶっちゃけ裏切ってもストーリー的には問題なさそうだなって思ったんですが、同時にゲーム的に主人公と仲間一人がパーティーから離脱したら、同じ強さのキャラが加入するにしてもちょっと萎えそうだなって思ったのもあり、結局シナリオも短くまとまって、めんどくさくもない、そんなクソみたいな結論を導き出したのであった。今度RPGを作る時はボリュームもきちんと考えていきたいですね。

とりあえず、①はこの辺で。

書くのも疲れてきたしな。では。